就活でやること10選|準備・対策をして内定を勝ち取ろう!

就職活動で結果を出すには、事前の準備と対策が欠かせません。ここでは、就活生におすすめの準備・対策ポイントを10個ピックアップしました。自己分析から面接対策まで、ステップバイステップで進めることで、充実した就活ができるはずです。準備不足で苦しむことなく、主体的に就活に取り組み、志望企業から内定を勝ち取りましょう。

就活のスケジュールを理解しよう

就活のスケジュールは、大まかに1年前からスタートします。

3月頃から自己分析を始め、夏休みにインターンシップに参加します。9月以降に企業研究を本格化させ、秋口からセミナー参加やSPI対策を開始。年が明けてからはエントリーシートの作成、面接対策と本番に備えます。

1年を通じて計画的に準備を進めることで、後一歩の就活ができるはずです。早めの動き出しが大切です。

就活でやること10選

それでは、就活の準備・対策ポイントを10個ピックアップして詳しく解説していきます。

①自己分析

就活を始めるにあたって、まずは自分自身を客観的に分析しましょう。自分の長所や短所、興味関心、適性等を明確にすることで、自分に合った企業を絞り込むことができます。

まず、自分の長所や短所を理解するために、以下3つ活用するとよいでしょう。

  1. 過去の経験を振り返る
  2. 家族や友人に聞く
  3. 性格診断テストを活用する

また、興味関心や経験から自分自身を知ることもできます。

アルバイトや部活動、インターンシップ等、学生時代に積んできた経験は自己分析に役立ちます。

どのような業種や仕事に興味を持ったりやりがいを感じたりしたのか、今までの経験を振り返って正直に自分を見つめ直してみましょう。

②業界研究

就活では、自分の興味のある業界を調べておくことが大切です。業界の魅力や最新トレンド、求められる人材像等を把握しておきましょう。

時代とともに変化する業界のトレンドを把握するには、業界誌や専門のウェブサイト、セミナーなどの情報源を活用しましょう。最新の技術革新や市場の動向、法規制の変更など、業界に影響を与える要素を常にキャッチアップすることが、適切な業界理解につながります。

また、各業界にはそれぞれ求められる人材像があります。業界特有の知識やスキルはもちろん、その業界が重視する価値観や人物像を理解することで、自己PRや面接でのアピールポイントを明確にすることができます。業界関連の求人情報や企業の採用ページ、業界で活躍する先輩の声などを参考にしましょう。

効率的に情報収集するために、インターネットの検索や業界雑誌、ニュースリリース、SNSでの情報収集など、様々な方法を駆使しましょう。特に、LinkedInなどのプロフェッショナルネットワークを利用すると、業界のプロフェッショナルから直接、貴重な情報や見解を得ることができます。

③企業研究

次に絞り込んだ企業について、事前調査を心がけましょう。

まず、企業のホームページは最も基本的な情報源です。ここで注目すべきは、会社概要や製品・サービス情報、採用情報、最新のニュースリリースなどです。また、経営理念や社長メッセージを通じて、企業のビジョンや価値観を理解することも重要です。

また、企業の強みや弱みを把握するには、SWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)が有効です。公開されている資料や報道記事、業界分析レポートを用いて、他社との比較を行いながら分析します。また、社員インタビューや口コミ情報も参考にし、実際の社内の雰囲気や働きがいを感じることができます。

④インターンシップへの参加

インターンシップは、実際の業界や企業での仕事の経験を積む貴重な機会です。これにより、自分の適性や興味を確認し、貴重な職場経験を積むことができます。

インターン先を選ぶ際には、自分のキャリア目標にどれだけ合致しているか、実際に業務に携われるかどうか、そして企業が提供するメンターシップや学習機会が充実しているかなど、複数の要素を考慮する必要があります。情報収集は、インターンシップの募集情報に加え、過去のインターン生の体験談なども参考にしましょう。

また、インターンシップ中は、単に指示されたタスクをこなすのではなく、自ら積極的に業務に関わり、チャレンジすることが重要です。プロジェクトに自ら参加する、意見やアイディアを提案する、異なる部署の業務に興味を示し関わる機会を作るなど、能動的に行動することで、より多くの経験と学びを得ることができます。

⑤OB・OG訪問

就職活動において、OBやOG訪問は貴重な情報源です。彼らから得られる生の声は、企業研究や自己分析に深みを加え、面接でのパフォーマンス向上にも繋がります。

OB・OG訪問のアポイントを取る際は、メールや電話、SNSを通じて丁寧に行うようにしましょう。最初の連絡では、自己紹介と訪問の目的を簡潔に明記し、訪問が望ましい日時の候補を複数提示します。また、共通の知人からの紹介がある場合は、その旨を伝え、信頼関係の構築に努めましょう。

訪問時の自己紹介は、短くても自分の魅力が伝わる内容にします。学年、専攻、志望動機、そしてOB・OGの方が活躍された学校や企業に対する熱意を含めることが大切です。明るく、はっきりとした声と姿勢で、自信を持って話すことがポイントです。

⑥有利になる資格の取得

就職活動において、資格はあなたの専門性や能力の証明になります。特に、業界によっては特定の資格を求めることが一般的で、その資格があることで書類選考を通過しやすくなったり、面接でのアピールポイントになります。

国際ビジネスが進む中、英語力は多くの企業にとって必須のスキルとなっています。特に「TOEIC」や「TOEFL」は、英語力の国際的に認められた証明であり、スコアを就活用の自己PRに活用できます。これらのテストには対策が必要なので、早めの準備を心がけましょう。

⑦企業説明会・就活イベントへの参加

企業説明会や就活イベントは、企業の内部情報を得たり、人事担当者と直接話す貴重な機会です。ここでの振る舞い一つで、あなたに対する企業の印象が大きく変わることもあるので、事前の準備と参加時のマナーが重要です。

説明会やイベントでは、積極的に質問を行い、興味や意欲を示すことが大切です。質問する際には、他の参加者と情報を共有する意識を持ち、一人一人が同じ質問を繰り返さないように留意しましょう。

⑧SPI・Webテスト対策の対策

多くの企業が採用プロセスの一環としてSPIやその他のWebテストを実施しています。これらのテストは、あなたの一般的な学力や性格、適性を測るもので、企業によっては重要な選考基準となることもあります。

筆記試験は、一般教養や専門知識、論理思考などを問うテストです。特にSPIでは、言語能力、非言語能力が問われることが多く、出題内容を事前にチェックし、得意分野を伸ばしつつ、苦手分野も克服する対策が求められます。

また、SPIなどの筆記試験には、独特の問題傾向があります。効率的な対策を行うためには、過去問題の分析が効果的です。出題傾向を把握し、特に頻出する問題タイプやパターンを理解することで、効果的な学習計画を立てましょう。また、実戦形式の模擬試験を定期的に行うことで、時間配分の感覚を掴むことも重要です。

⑨エントリーシートの準備

採用担当者はエントリーシートを見て、あなたのパーソナリティ、経験、スキル、企業に対するモチベーションを判断します。したがって、インパクトがあり、かつ内容の濃いエントリーシート作成が求められます。

そこで、エントリーシートに記載するテーマとして良く上げられる「ガクチカ」と「志望動機」について、詳しく解説していきます。

「ガクチカ」は、あなたの学歴やクラブ活動、インターン経験、ボランティア活動などを含む、学生時代の活動履歴です。ここでは、単に活動を列挙するのではなく、その活動を通じて何を学び、どのように成長したかを具体的なエピソードを交えて記述します。また、どの経験がなぜこの企業、この職種を志望する理由に繋がっているのかを明確に伝えましょう。

「志望動機」を書く際には、「この企業に入りたい」という強い意志を感じさせる内容が重要です。企業のどの点に共感し、どの製品やサービス、企業文化、ビジョンに魅力を感じたのか。具体的な事例を挙げ、自分の経験やスキルがどのように企業に貢献できるかを織り交ぜながら説明しましょう。

⑩面接対策

面接は、就職活動の中で最も重要なステップの一つ。面接は、あなたのコミュニケーション能力、思考力、そして対人スキルが直接試される場です。準備が不可欠であり、自信を持って臨むことで、成功への道が開かれます。

「あなたの強みは何ですか?」や「当社を選んだ理由は?」など、よくある質問には、自分なりの答えを準備しておきましょう。重要なのは、誠実かつ具体的な例を挙げることです。また、事前に行った企業研究を活かし、企業のビジョンに自分のキャリアビジョンを結びつけることで、説得力のある回答を心がけましょう。

まとめ

就職活動は、自己理解や業界研究などやることが盛りだくさんです。自己分析から始め、業界・企業研究等を通じて自分に合った企業を見極めましょう。また、インターンシップ参加やOB訪問などを活用して、貴重な体験を積み重ねてください。

志望動機などのアピールポイントを明確に持ち、面接では自信を持って臨みましょう。

準備次第で就活は楽しめます。夢の企業への入社を目指して、計画的に準備を進めていきましょう。