転職活動では履歴書の作成が避けて通れません。職歴や学歴の記載ミスで不利になることもあるので、履歴書の書き方を正しく理解しておく必要があります。本記事では、職歴と学歴の書き方と、転職用履歴書のポイントを解説します。
学歴・職歴欄の書き方の基本ルール
学歴・職歴欄は履歴書において非常に重要な部分です。ここでは、あなたのキャリアを的確に伝えるための基本ルールを3つご紹介します。
西暦か元号か統一する
日本の履歴書では、西暦と元号を使った日付表記が一般的ですが、どちらか一方に統一することが重要です。西暦を使う場合は国際的な理解が容易ですが、元号を使用する場合は日本の伝統に従った表現となります。この選択は、応募する企業の文化や業界に応じて決定すると良いでしょう。
学校名・会社名は正式名称で書く
学校名や会社名は、その正式名称を使用してください。略称や通称ではなく、公式に登録されている名称を書くことで、信頼性が増し、誤解の可能性も低減されます。特に異業種への転職を検討している場合、正式名称の使用が特に重要となります。
入学/入社、卒業/退社は分けて書く
入学や入社、卒業や退社の年月を明確に区別して記載することで、あなたの経歴が一目で理解されやすくなります。また、この方法は経歴に空白の期間がある場合の誤解を防ぐのにも役立ちます。
職務欄(学歴)の書き方
まずは、学歴の書き方について解説していきます。
転職用の履歴書において、学歴は高校卒業から書くのが一般的です。学部や学科、専攻やコースなども性格に記入するようにしましょう。
ここでは、学歴の記載方法の一例を示します。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
学歴 | ||
2006 | 3 | 〇〇都立〇〇高校〇〇科 卒業 |
2006 | 4 | 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学 |
2010 | 3 | 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業 |
中退している場合は?
中退した場合でも、その事実を履歴書に正直に記載することが重要です。隠すよりも、事実を受け入れて前向きに説明する方が信頼を得やすいです。
中退した理由やその後のキャリアパスについては、面接などで簡潔に説明できるように準備しておきましょう。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
学歴 | ||
2006 | 3 | 〇〇都立〇〇高校〇〇科 卒業 |
2006 | 4 | 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学 |
2008 | 9 | 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 中途退学 |
留年・浪人している場合は?
留年や浪人の経験がある場合も、それを正直に記載することが大切です。しかし、履歴書においては、具体的な留年や浪人の期間の詳細は省略して、最終的な卒業年月のみを記載するのが一般的です。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
学歴 | ||
2006 | 3 | 〇〇都立〇〇高校〇〇科 卒業 |
2007 | 4 | 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 入学 |
2011 | 3 | 〇〇大学〇〇学部〇〇学科 卒業 |
職務欄(職歴)の書き方
次に、職歴の書き方について見ていきましょう。職歴は学歴の下に一行あけて記載をします。
現在も在職中の場合は「現在に至る」という文章で締めくくりましょう。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
職歴 | ||
2011 | 4 | 〇〇株式会社(旧:株式会社XYZ) 営業部 入社 |
2021 | 3 | 〇〇株式会社 営業部 退社 |
現在に至る |
社名変更があった場合は?
社名変更があった場合は、現在の社名で統一するのが一般的です。かっこ書きで過去の社名を併記しても構いません。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
職歴 | ||
2011 | 4 | 〇〇株式会社(旧:株式会社XYZ) 営業部 入社 |
2021 | 3 | 〇〇株式会社 営業部 退社 |
現在に至る |
派遣社員の経験がある場合は?
派遣社員の経験がある場合も履歴書に記載をしましょう。派遣先と派遣会社のどちらも記載するようにしましょう。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
職歴 | ||
2011 | 4 | 〇〇株式会社に登録 |
〇〇株式会社 営業部にて派遣社員として就業 | ||
2013 | 3 | 派遣期間満了により退職 |
現在に至る |
無職の期間がある場合は?
無職の期間がある場合、その期間を隠す必要はありません。しかし、履歴書にあえて記載する必要はありません。年月を正しく記載し、無職の期間について面接時に説明する機会があれば、その期間に何をしていたかを正直に説明します。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
職歴 | ||
2011 | 4 | 〇〇株式会社 入社 |
2015 | 10 | 〇〇株式会社 退社 |
2020 | 4 | 株式会社〇〇 入社 |
現在に至る |
転職用の履歴書でよくある質問
転職用の履歴書作成にあたっては、多くの質問が浮かび上がります。ここでは、転職回数、雇用形態の記載、郵送での提出ルールなど、よくある疑問に答えていきます。
転職回数が多い場合もすべて書かないといけない?
転職回数が多い場合、履歴書の職歴欄に全ての職歴を記載するのが理想的です。これは、あなたのキャリアの全貌を示すことで、採用担当者に対して透明性を保つためです。
履歴書に全ての職歴を記載するためには、職歴欄が多い履歴書フォーマットの使用を検討すると良いでしょう。これにより、職歴をより多く記載できるスペースが確保されます。また、学歴の記載を簡潔にすることで、職歴欄に割けるスペースを増やすことも一つの方法です。たとえば、大学以前の教育歴を省略し、大学卒業以降の教育歴のみを詳細に記載するなどの工夫が有効です。
職歴には雇用形態も書いた方が良い?
履歴書に職歴を記載する際、雇用形態をどのように扱うべきかはよく悩ましい問題です。特に正社員以外の雇用形態については、記載するかどうか迷う方も多いでしょう。しかし、アルバイトを除いて、正社員以外の雇用形態であっても、それを履歴書に正しく記載することが基本とされています。
この理由は、応募先企業に対して、あなたがどのように働いていたかを明確に伝える必要があるからです。契約社員、派遣社員、パートタイムなど、異なる雇用形態での勤務経験は、あなたのキャリアの多様性や柔軟性を示すことができます。
例えば、契約社員として特定のプロジェクトに取り組んでいた場合、その契約の性質があなたの役割や貢献を理解するのに役立ちます。同様に、派遣社員として様々な企業で経験を積んでいる場合、それはあなたが新しい環境に迅速に適応できる能力を持っていることを示しています。
履歴書を郵送で提出する場合のルールは?
履歴書を郵送で提出する際は、いくつかの注意点があります。まず、履歴書に折り目がつかないように、定形外の封筒を使用することが重要です。また、書類が途中で汚れないように、クリアファイルに挟んでから封筒に入れることをおすすめめします。
さらに、郵便料金が不足しないように注意することが必要です。不足していると履歴書が届かない、または遅れることがあるためです。提出期限が決められている場合は、特にその期限内に届くように十分な余裕をもって送付することが肝心です。
急いで履歴書を送る必要がある場合は、速達を利用すると良いでしょう。速達は通常よりも早く到着するため、時間的な制約がある場合に適しています。しかし、書留で送付するのは避けた方が良いでしょう。書留は受け取り手続きが必要で、採用担当者に追加の手間をかけることになるため、好ましくないとされています。
これらの点に注意して履歴書を郵送するように心がけましょう。
まとめ
転職活動では履歴書の書き方が重要になります。本記事では、職歴と学歴の記載の仕方と、転職履歴書におけるポイントを解説しました。
職歴と学歴の日付や内容を正確に記載することはもちろん、志望動機との整合性も意識する必要があります。履歴書は自分のキャリアのアピール材料。記載内容を精査して、次のステップに進みましょう。

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